
明日、明後日はセンター試験。
大学入試のシーズン到来ということで今日は…
「テストに出るかもしれないクルマにまつわる問題」を
ご紹介したいと思います!
まずはクルマにまつわる国語問題から。
「口車に乗る」「口車に乗せる」の“口車”とは…?
よく耳にする言葉ですが、どんな意味か知っていますか?
そもそも「口車に乗せる」とは、
「言葉巧みに言われてだまされる。おだてに乗る。」という意味です。
ではなぜ、口と車なのか…?その語源をたどってみると…
喋りが、車輪のように回る…
つまり"言い回す"というところから、車とかけてできたという説や、
人を騙すことを「乗せる」ということから、車に例えたという説などがあります。
みなさん知っていましたか?
「前車の轍を踏む」の意味や、語源とは…?
「同じ轍を踏む」という言い回しでも使われます。
前車とは、前の車と書き、
また、轍という漢字は、わだちという漢字で、
わだちとは車輪が通った跡のことを意味する言葉です。
この言葉の意味は…
「前に失敗した人と同じ過ちを繰り返してしまうこと」という意味です。
語源は、「前の車が車輪の跡にはまり込んで転倒する」
という状況が由来しています。
轍という漢字の中にも「車へん」が使われていることからも、
イメージしやすい言葉です。
「横車を押す」の意味や、語源とは…?
意外と聞きなれない言葉だと思います。
「横車を押す」は「無理を通す」といった意味です。
例えば、「〇〇さんは人の意見を聞かずに横車を通した」
といった具合に使います。
この言葉の語源は…
荷車は前や後ろには簡単に進みますが、
横から押しても車輪は転がらない・・・といった状況から転じて、
「無理を通すこと」の意味で使われるようになったのです。
ちなみにこの言葉は意外にも古く、
江戸時代の文献にも「横に車は押されぬ」といった
言葉が残っているんだそうです。
ここでちょっと番外編。
外国語の問題ですが
先日、デトロイトモーターショーで、
スポーツカー新型Supraの発表がありましたが、
そんなSupraの意味は…?
ラテン語で「~を超えて」「~を上回って」という意味です。
あ、さすがにセンター試験でラテン語の問題は出ませんね……
さて、ここからは地理。自動車産業にまつわる問題です。
自動車産業が強い地域といえば、トヨタ自動車がある中部地方が有名ですが、、、
九州地方も現在では自動車生産台数が伸びていて、
盛んな場所の一つとなっています。
産業が盛んになった理由には、
「中国などへ車の輸出がしやすい」、
「地震など災害に備えた生産拠点の分散のため」
といったものがあります。
そんな自動車産業が盛んな九州のことを表した、ある呼び名があります。
その呼び名は、新聞などにも書かれていたり、
実際に地理のセンター試験の過去問でも
表記されているのですが・・・
さてここで今日のクイズです。
自動車産業が盛んな九州のことを表した呼び名で
正しいものは次のうちどれでしょうか?
1:自動車諸島
2:カーアイランド
3:オートモービルゾーン
正解は・・・
2:カーアイランド
九州は自動車産業が盛んで、「カーアイランド」と呼ばれることもしばしば…。
自動車の製造拠点といえば、関東や中部地方に集中していましたが、
福岡県などが誘致活動を行った結果、
徐々に生産拠点がシフトされていったそうです。
今ではトヨタのグループ企業をはじめ、
様々な会社の工場が九州地方にあります。
ということで今日は、
「テストに出るかもしれないクルマにまつわる問題」をご紹介しました。
受験生の皆さん、テストの前日は寝不足にならないようにしっかり寝て、
本番に挑んでくださいね!