
今日は、高速を走っていて「へ〜!」となる豆知識をご紹介します。
東名高速、下り線の大井松田から御殿場の間で、
行き先は同じですが、右ルートと左ルートで別れる地点があります。
皆さんはどちらを使っていますか??
左ルートの方が、カーブが少ないから左を選ぶという人…
逆にカーブを楽しむため右を選ぶ人…
左ルートには、鮎沢PAがあるため、左を選ぶという人…
皆さん思い思いにルートを決めるかと思いますが…
そもそも、なぜ右と左で分かれていると思いますか?
その理由は
交通量が増加した結果、二つの道にする必要ができたから。
東名高速下り大井松田ICから
御殿場IC間では、従来、下り線は左ルート、上り線は右ルートでした。
交通量が増えたことから、上り線のルートを下り線として転用し、
多くの下りの車線を確保。
そして、上り線も新たに作ることで、車線の増設工事ができました。
通常、交通量の増加に対応する場合は、車線や道を拡張する工事が一般的ですが、
途中にトンネルがあると工事が困難になることから、
このような拡張の手法をとるケースがあるんだとか。
なぜ多くの高速道路が「◯◯自動車道」と呼ぶのに、
「東名」は「東名高速」と呼ぶのか?気になったことはありませんか?
西日本だと、名神高速道路は、「高速道路」と付いていますが、
その他は、中央自動車道、近畿自動車道、山陰自動車道など、
全て"自動車道"となっています。
何か違いがあるのでしょうか?
NEXCO西日本HPの"よくあるご質問"を参考にすると、
「高速道路」と「自動車道」はどちらも
高い規格の幹線道路…「高規格幹線道路」で同じということです。
では、何故、言い方が違うのか?
NEXCO西日本、中日本、東日本で「高速道路」という呼称を使用しているのには、
歴史的な背景が関係しています。
日本で初めて開通した高速、名神高速と、その次に開通した東名高速は、
建設・工事の段階から、一般的に"高速道路"と呼ばれていたため、
受け入れやすい名称として"高速道路"が採用されました。
ですが、その後に開通した中央道からはすべて、"自動車道"となっています。
さて、そんな東名・名神高速道路ですが、高速道路の案内標識に
「E1」と書かれているのを見たことがありますか?
東名・名神以外でも、
関越自動車道は「E17」、第三京浜道路は「E83」という風に、
それぞれの高速道路に「E」という
アルファベットと数字がナンバリングされています。
この「E」というアルファベットは、
ある英単語の頭文字を表しているんですが
さてここで今日のクイズです。
高速道路の案内標識にナンバリングされている「E」とは、
何の英単語の頭文字を表しているでしょうか?
1:入口・entranceを意味する「E」
2:出口・Exitを意味する「E」
3:高速道路・Expresswayを意味する「E」
正解は・・・
3:高速道路・Expresswayを意味する「E」
高速道路の案内標識に書かれている「E」は、Expresswayを表しています。
この各高速道路にナンバリングする取り組みは、
日本を訪れた外国人旅行者の増加に伴って、
2017年に国土交通省により実施されました。
これは、外国人旅行客の受け入れ数の多い
ドイツ、フランス、アメリカ、韓国などで既に採用されている
ナンバリング方法を分析し取り入れているそうです。
ということで今日は、高速道路についての豆知識をご紹介しました。