おととい、
今年の漢字が発表され、今年は、「災」という字に決まりましたね。
日本各地で起きた地震や、豪雨などが影響しているようです。
このHappy CarLifeのコーナーでも、様々な防災情報をご紹介してきました。
さて今日は、そんな漢字にちなんで、
「車と漢字」にまつわるお話をしたいと思います。
ナンバープレートには、登録地を表す漢字が表記されていますね。
例えば神奈川では、横浜、川崎、相模、湘南といったナンバーがあります。
多くのナンバーが漢字2文字で表されていますが、
場所によってはひらがなだったり、漢字が多かったり、少なかったり・・・
いろんなバリエーションがあります。
ちなみに一昔前では、地名は漢字一文字で表示されていました。
例えば、札幌は「札」という字、
横浜・相模では、神奈川を表す「神」という字など、
全国の大多数のナンバーが漢字1字で表されていたのです。
それがだんだんと変わっていき、
現在では、地名を省略せずに表記するようになったのです。
そのため、漢字の文字数の多い地域も現れて・・・
愛知県の「尾張小牧」という場所では、
合計4文字の漢字が使われています。
これは日本で一番漢字数の多いナンバーとして知られています。
反対に、1番少ないのは漢字1字で、
千葉県の「柏」と、大阪府の「堺」の2つがあります。
ところで、「車」という漢字は小学校一年生で習う、
日本人にとって馴染みのある漢字です。
車という字が、どうしてあのような成り立ちになっているかご存知ですか?
「車」という字は、車輪を軸で止めた二輪車を描いた文字と言われています。
漢字の上と下の部分に横に伸びた線がありますが、
その部分が、上空から俯瞰して見た時の車輪を表しているそうです。
漢字ができたのは何千年も前の昔なので、
車というものが当時からあったことがわかりますね。
もちろん当時は、今のようなエンジンで動く車はないので、
人や馬がひく荷車のことをさしていました。
そんな車という漢字が伝わってきたのは、昔の中国ですが・・・
今では、反対に日本の車が中国に渡って活躍をしています。
TOYOTAの10人乗りの大きな車「ハイエース」は、海外でも人気があり、
中国では、ハイエースのライセンス生産車も作られています。
この中国で作られているハイエースは、日本とは名前が異なり、
漢字2文字で表されています。
一文字目は「海」という漢字。
そして、その後にもう一文字漢字が付け加えられた名前となっています。
さてここで今日のクイズです。
「ハイエース」の中国名は、「海」という漢字に、
もう一文字付け加えられた名前なのですが、それは何という字でしょうか?
1:ライオンを表す「獅(シシ)」という漢字
2:ドラゴンを表す「龍(リュウ)」という漢字
3:トラを表す「虎(コ)」という漢字
正解は・・・
1:ライオンを表す「獅(シシ)」という漢字
中国では、日本とは微妙に見た目が異なるハイエースが販売されているんですが、
これはれっきとしたTOYOTAのライセンス生産車として作られています。
そしてその中国名は漢字で、「海の獅(シシ)」と書きます。
発音がちょっと難しいのですが、読み方は、「ハイシー」と読むそうです。
ちなみにこの海の獅(シシ)というのは、シーライオン、
つまりアシカを意味しているそうで・・・
言われてみれば、ハイエースはアシカと似ているような・・・?
似ていないような。
ということで今日は、車と漢字についてのお話をご紹介しました。