Happy Car Life - Fm yokohama 84.7

「車と漢字」にまつわるお話

おととい、

今年の漢字が発表され、今年は、「災」という字に決まりましたね。

日本各地で起きた地震や、豪雨などが影響しているようです。

このHappy CarLifeのコーナーでも、様々な防災情報をご紹介してきました。

 

さて今日は、そんな漢字にちなんで、

「車と漢字」にまつわるお話をしたいと思います。

 

  • 車のナンバーの漢字

 

ナンバープレートには、登録地を表す漢字が表記されていますね。

例えば神奈川では、横浜、川崎、相模、湘南といったナンバーがあります。

 

多くのナンバーが漢字2文字で表されていますが、

場所によってはひらがなだったり、漢字が多かったり、少なかったり・・・

いろんなバリエーションがあります。

 

ちなみに一昔前では、地名は漢字一文字で表示されていました。

例えば、札幌は「札」という字、

横浜・相模では、神奈川を表す「神」という字など、

全国の大多数のナンバーが漢字1字で表されていたのです。

 

それがだんだんと変わっていき、

現在では、地名を省略せずに表記するようになったのです。

  

そのため、漢字の文字数の多い地域も現れて・・・

愛知県の「尾張小牧」という場所では、

合計4文字の漢字が使われています。

これは日本で一番漢字数の多いナンバーとして知られています。

 

反対に、1番少ないのは漢字1字で、

千葉県の「柏」と、大阪府の「堺」の2つがあります。

     

  • 「車」という漢字

 

ところで、「車」という漢字は小学校一年生で習う、

日本人にとって馴染みのある漢字です。

 

車という字が、どうしてあのような成り立ちになっているかご存知ですか?

「車」という字は、車輪を軸で止めた二輪車を描いた文字と言われています。

 

漢字の上と下の部分に横に伸びた線がありますが、

その部分が、上空から俯瞰して見た時の車輪を表しているそうです。

 

漢字ができたのは何千年も前の昔なので、

車というものが当時からあったことがわかりますね。

もちろん当時は、今のようなエンジンで動く車はないので、

人や馬がひく荷車のことをさしていました。

  

そんな車という漢字が伝わってきたのは、昔の中国ですが・・・

今では、反対に日本の車が中国に渡って活躍をしています。

 

TOYOTAの10人乗りの大きな車「ハイエース」は、海外でも人気があり、

中国では、ハイエースのライセンス生産車も作られています。

 

この中国で作られているハイエースは、日本とは名前が異なり、

漢字2文字で表されています。

一文字目は「海」という漢字。

そして、その後にもう一文字漢字が付け加えられた名前となっています。

 

さてここで今日のクイズです。

 

 

「ハイエース」の中国名は、「海」という漢字に、

もう一文字付け加えられた名前なのですが、それは何という字でしょうか?

 

1:ライオンを表す「獅(シシ)」という漢字

2:ドラゴンを表す「龍(リュウ)」という漢字

3:トラを表す「虎(コ)」という漢字

 

正解は・・・

 

1:ライオンを表す「獅(シシ)」という漢字

 

中国では、日本とは微妙に見た目が異なるハイエースが販売されているんですが、

これはれっきとしたTOYOTAのライセンス生産車として作られています。

 

そしてその中国名は漢字で、「海の獅(シシ)」と書きます。

発音がちょっと難しいのですが、読み方は、「ハイシー」と読むそうです。

 

ちなみにこの海の獅(シシ)というのは、シーライオン、

つまりアシカを意味しているそうで・・・

言われてみれば、ハイエースはアシカと似ているような・・・?

似ていないような。

 

ということで今日は、車と漢字についてのお話をご紹介しました。

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