
冬になると、静電気が起こりやすくなり、
車の乗り降りの際にも、ドアノブを触った時にパチっとして、ちょっと嫌ですよね。
そこで、今日は、そんな静電気の対策をご紹介します。
そもそも、静電気が起こるのは、どういうときでしょうか?
静電気が起こりやすいと言われているのは、空気が乾燥している場所。
乾燥している場所では、体に溜まった電気を空気中に放電しづらいため、
静電気が発生しやすいのです。
ちなみに、冬の車内はとても乾燥しています。
生活する上で理想的な湿度は40%~60%と言われていますが、
狭い車内でエアコンなどをつけたりすると、
湿度が30%以下になってしまうことも・・・。
ということを考えると、車の乗り降りの際には、
静電気がおこりやすくなっているというのがわかります。
また、車のシートによってはファブリックシートと呼ばれる
化学繊維を使ったものがあるので、
そういったシートと、化学繊維でできた冬服とが擦れることによって
発生しやすくなっているともいえます。
こだわりがある人は、静電気を避けるためにシートは
本革を選ぶという人も中にはいるようです。
静電気がこわい!という人には、オススメの対策方法があります。
それは、一度地面などを触ってからドアに触れるということ。
そうすることで、体内の電気を放電することができます。
特にコンクリート、アスファルト、木などは電気を通しやすいので、
心配な人はドアに触れる前に触ってみるといいかもしれません。
また、キーホルダータイプの静電気除去グッズなどを、
車のキーにつけておくと便利です。
キーホルダータイプのものは、静電気が起こりそうな場所に当てるだけで、
発生しないようにしてくれる、優れものです。
キーホルダー以外にも、車のシートに直接吹きかけられる
「静電気防止スプレー」などを使ってみるのもいいかもしれません。
どちらもだいたい1000円もかからない値段で購入できるので、
気になる人はぜひ使ってみてください!
静電気は、人体だけでなく車にとっても厄介です。
例えば、車のボディを洗った後。
ピカピカになった車が、静電気のせいでホコリがすぐについてしまう・・・
といったことがあります。
特に黒い車に乗っていらっしゃる方は、
意外とこういった悩みを持っている人も多いかもしれません。
そのため、拭き上げの際などは、静電気を発生させないようにする必要があります。
さてここで今日のクイズです。
静電気を発生させないようにする上で、
やってはいけないこととはどんなことでしょうか?
1:ぬれた手で車を拭く
2:マイクロファイバーなどのクロスで拭く
3:靴底が革の靴を履いて拭く
正解は・・・
2:マイクロファイバーなどのクロスで拭く
乾いた化繊系の仕上げクロスで、塗装面をこすると、静電気が発生してしまいます。
車の塗装などに使われている合成樹脂塗料は言い換えるとプラスチックなので、
必然的に静電気が発生してしまいます。
ボディを拭く際にはセーム革などの天然のものを使うといいです。
ちなみに選択肢にあった、「ぬれた手で車を拭く」、
「靴底が革の靴を履いて拭く」は、
反対に静電気を発生させにくいようにしてくれるんですよ。
ということで今日は、静電気についてのお話をご紹介しました。