
車の冬支度はもう始めていますか?
冬支度で最も大切なのは、タイヤ交換です。
ということで今日は、タイヤや、チェーンにまつわる情報を
ご紹介したいと思います。
まだ11月だし、タイヤ交換はもう少し寒くなってからにしよう…
と思っている人もいるかもしれません。
しかし、タイヤ交換は雪が降るより少し前の
10月・11月ごろに準備しておくとよいと言われています。
その理由は様々あり・・・
・たとえ雪が降っていなくても、朝晩は路面が凍結することもあるから。
・地域によっては12月の初旬ごろから大雪が降り、大混乱を招くこともあるから。
・12月初旬にはタイヤ交換のピークを迎え、
週末はどこのお店も数時間待ちになってしまうから。
などと言った理由があるので、早めの交換がオススメです。
また、これから寒さもどんどん本格化していくので、比較的寒くないうちに
交換してしまうのが安心かもしれませんね。
ところで、スタッドレスタイヤってどうして滑らないのでしょうか?
一体どんな仕組みになっているのでしょうか?
その構造を簡単にご説明すると・・・。
スタッドレスタイヤは、ノーマルタイヤよりも
タイヤの溝が深い構造になっていて、それによってグリップ力を得ています。
雪の積もった道路でも雪がタイヤの溝の中に深く入り込み、
地面を噛むように進んでいくことができるというわけです。
また、スタッドレスタイヤは、溝の部分の切り込みが、
通常のタイヤよりも細かくたくさん入っていて、
この切れ込みのおかげで、タイヤと氷との水膜を取り除くことができ、
滑らずに走ることを可能にしています。
さらに、ノーマルタイヤよりもゴムが柔らかいというのも特徴の一つです。
凍った路面というのは、つるんとした平らな面のように思えますが、
実はでこぼこしています。
タイヤのゴムが柔らかければ、
路面のでこぼこの形状に合わせてタイヤを密着させることができるので、
グリップ性が上がり、スリップを防止できるようになっているのです。
タイヤチェーンにまつわる、新たな規制が発表されているのはご存知でしょうか?
今年の12月上旬より、一部の地域で、タイヤチェーンを装着していない車は
通行禁止となる規制が施行される予定です。
今回の発表の背景には、去年、鳥取で発生した
300台以上の大規模立ち往生などが影響しているとのこと。
このニュースはまだ記憶に新しいですよね。
チェーンのつけ方を知らない人も多くいると思いますので、
この機会にチェーンのつけ方をおさらいしてみるといいかもしれませんね。
ところで、タイヤチェーンは、一説によると1904年に発明され、
それより以前はあるものをタイヤに巻いて走っていたそうです。
さてここで今日のクイズです。
タイヤチェーンが発明される以前は、チェーンの代わりに
あるものをタイヤに巻いて走っていたのですが、それは一体なんでしょうか??
1:植物のつる
2:革製のベルト
3:ビニールのホース
正解は・・・
1:植物のつる
金属製のタイヤチェーンが発明される以前は、植物のつるや、
縄などをタイヤに巻いて、泥道や雪道で駆動力を確保するのが一般的でした。
1904年、開発者がそれを見て、
耐久性の高い金属のチェーンをタイヤに巻くことを
思いついたと伝えられています。
チェーンがないときは、代用で何箇所かロープを
ホイールの穴からタイヤに通して
縛るだけでもスリップ防止に効果があるようですよ。
また、最近では非金属の装着しやすいタイヤチェーンも発売されていますね。
カー用品メーカーのカーメイトから、最近発売されたものでは、
チェーンをタイヤに被せた後、タイヤを転がすと、勝手にワイヤーが閉まり
自動でフィットするという便利なものもあります。
ということで今日は、タイヤとチェーンにまつわるお話をご紹介しました。