運転をしている時など、車のことで「そういえばどうして?」
と思うことはありませんか?
今日は、日頃気になるちょっとした車の謎を解き明かしていきたいと思います。
真ん中ではなく、少し横にずれて取り付けられているナンバーを
見たことがありますか?
実はコレ、意外と見落としがちですが、軽自動車のナンバーに多く見られます。
デザインをかっこよくするためにずらしているという部分もありますが、
機能面においてもちゃんとした理由があります。
その理由は、エンジンを冷やすためのラジエーターという装置に
風を効率よく当てるため。
そもそもエンジンは熱を持ちすぎると本来のパワーを発揮できなくなります。
そこで、ラジエーターというエンジンを冷やす装置が必要になります。
軽自動車は普通車に比べてラジエーターも小さいので、
ナンバーをずらして設置し、冷却効率を高めているのです。
同様の理由でスポーツカーなども横についている場合もあるんですよ。
また、整備部品が取り替えやすくするためにずらしているという理由もあります。
リアガラスのワイパーですが、ついている車とついていない車があります。
主にワゴンやバンなどはついている車が多いのですが、
その理由は一体なんでしょうか?
そもそもリアワイパーというのは、路面から跳ねた泥汚れを
拭きとる役目として取り付けられています。
そのため、泥汚れなどが起こりやすい形状の車に装着されています。
ワゴンやバンなどの後方がストンと平面になっている車は、
巻き上げた泥が直接リアガラスにかかってしまうので取り付けられています。
一方セダンなどはトランクがあるので、
リアガラスまで泥がかかることが少ないので、
装着されていない場合が多いのです。
リアワイパーがついている車と、
ついていないのにはこのような形状による差があったのです。
どの車を見ても、ウインカーの“カチカチ“と点滅するスピードは
だいたい同じくらいの速さです。
実はウインカーの点滅するスピードには決まりがあり、
『毎分60回以上、120回以下の一定の周期で点滅するもの』
という規定があるのです。
実は、この基準が決められたのにも、理由があります。
さて、ここで今日のクイズです。
ウインカーの点滅速度は、人間のある動きに合わせて
速度が定められているのですが、それはなんでしょうか?
1:心臓の鼓動の速度
2:まばたきをする速度
3:唾を飲む速度
正解は・・・
1:心臓の鼓動の速度
ウインカーの点滅速度は、
人間の少し緊張した心拍数に合わせて速度が定められています。
速すぎても焦ってしまうし、ゆっくり過ぎても危機感がなくなる・・・
そこで、適度に緊張できる『毎分60回以上、120回以下』
という基準を設けているのです。
大体のメーカーは、1分間に70~80回点滅するように設定しています。
ちなみにウインカーの語源は、
まばたきするという意味のウインクから来ているので、
「まばたきをする速度」と間違えてしまった人もいるかも?
ということで今日は、車のちょっとした謎などをご紹介しました。