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意外と知らない車の「差」について

車には、意外と知らない「差」があるものがたくさんあります。

 

例えば、リアバンパーから見えるマフラー、1本のものもあれば、2本のものもありますよね。

特に、スポーツカーなどは、2本のマフラーが出ている印象がありますが、

その差って、何だと思いますか?

 

スポーツカーは、高性能エンジンの排気を、効率よく吐き出させ、

大きなエンジンの音を小さくするために、

2本や複数本のマフラーになっている車が多いです。 

また、高級車が2本のマフラーにしているのは、

エンジン音を小さくし静かな乗り心地にするために、

2本のマフラーで消音しているとのことです。

 

ただし、最近では、バンパーと一体型のマフラーもあることから、

デザイン性を考えて、マフラーが両サイドから出ているように

"見せている"クルマもあります。

 

さらには、最近のエコカーなどでは、

"逆に"マフラーを見えないようにしているものもあります。

 

つまり、マフラーの本数の"差"は…

「性能と消音によるものであるが、デザインによるものでもある」

ということになります。

 

次に、車のホイールには、スチール製のホイールと、

アルミ製のホイールがありますが、性能の差ってなんだと思いますか?

それぞれの特徴を簡単に説明すると、

スチール製のホイールの特徴は・・・

・強度が高いので、耐久性に優れている

・安価な値段で買えるので、コストがかからない

などといった特徴があり、

一般的な新車のホイールに使われているベーシックなものは、

スチール製であることが多いです。

 

一方、アルミホイールの特徴は・・・

・軽いので、燃費が良くなったり、ハンドリングが良くなる

・スチールより成形しやすいので、デザイン性の高いホイールが作りやすい

といった特徴があります。

 

ちなみに、ホイールの製造技術は時代とともに日々進化していて、

最先端のホイールでは、戦闘機の翼に使われているほどの軽さと強度を持つ

「超超ジュラルミン」と呼ばれる合金が、使用されていたりもするそうですよ。

 

つまり、スチール製ホイールと、アルミ製ホイールの差は…

「強度や、デザインによるモノの差」ということになります。

続いて、日本では、古くて価値のある車を総称して、

「ビンテージカー」や「クラシックカー」などと様々な呼び方をしますよね。

 

この古い車の呼び方ですが、日本でははっきりとした"差"はありません。

 

しかし、イギリスでは、ガソリン自動車が誕生した1800年代終盤から、

およそ10年区切りで、それぞれの時代ごとに車の名称が区別されているそうです。

・1919年~1930年は、ヴィンテージカー(Vintage Car)。

・1931年~1942年は、ポストヴィンテージカー(Post Vintage Car)。

・1945年~1971年は、ヒストリックカー(Historic Car)。

そして、ヴィンテージカーより前の、1905年~1916年は、

当時の国王の「エドワード7世」にちなんで、

エドワーディアンカー(Edwardian Car)と呼ばれています。

 

ここで今日のクイズです。

 エドワーディアンカー(Edwardian Car)よりももっと古い、

1886年~1904年の間に製造された車はなんと呼ばれているでしょうか?

 

1:「長く使い古したもの」を意味する、ベテランカー(veteran car)

2:「おじいさん」を意味する、グランドファザーカー(grandfather car)

3:「原始的」を意味する、プライマリーカー(primary car)

 

正解は

1:「長く使い古したもの」を意味する、ベテランカー(veteran car)

 

イギリスでは、1886年〜1904年の間に作られた名車を

ベテランカー(veteran car)と呼びます。

ちなみに、1886年は、世界初のガソリン自動車が誕生した年と言われています。

 

自動車文化が確立された欧米では、年度ごとに区切りをつけて

それぞれ明確な"差"をつけて呼んでいるんですね。

ということで今日は、意外と知らない車の「差」についての話をご紹介しました。

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