Happy Car Life - Fm yokohama 84.7

高速道路での速度制限について

11月1日、高速道路の一部区間で最高速度が引き上げられました。

実施された区間は、新東名高速道路の、

新静岡インター〜森掛川(もりかけがわ)インターの上下線、およそ50km。

最高速度が時速100キロから、時速110キロに試験的に引き上げられました。

ちなみに、大型トラックやトレーラーなどの最高速度は時速80キロのままです。

速度引き上げによりどんな利点があるのでしょうか?

まず…移動時間の短縮!

スピードが引き上げられるということで、

目的の場所まで早く到達できるという点があります。



その他には…高速道路の利用者の増加。

時速100キロ以上の速度での運転を体験してみたい!

そんなドライバーの方も多いのでは?

利用者が増加することで、

高速道路会社にとっては、通行料の増収が期待できますし、

増収分は、道路の整備やサービスの向上へつながっていきます。



しかし、速度が上がることで危険性が増すのでは?

という不安の声が上がっているのも事実です。

そのため、これらの区間を1年間かけて、発生した事故の件数などを調査します。

その上で、問題がなければ最高速度をさらに時速120キロに引き上げたり、

適用区間の拡大を検討するそうです。

さて、そんな高速道路の歴史をたどると・・・

1963年の7月16日に日本初の高速道路、

名神(めいしん)高速道路、

栗東(りっとう)インター 〜 尼崎(あまがさき)インターが開通しました。

この時、走行実験などを経て、最高速度が時速100キロに決定されました。

そして将来、自動車の性能が向上し、運転者が高速での走行に慣れた段階で、

速度の引き上げを再検討しようと言われていたのでした。

しかし、それからおよそ54年間、

時速100キロという速度制限のままとなっていました。

そして、今回の試験的引き上げが開始となりました。




ところで、世界の高速道路の速度制限は、どうなっているでしょうか?

ドイツには、「アウトバーン」と言う、

速度無制限・スピード出し放題の道路として有名な高速道路があります。

アウトバーンを走ったことがあるスタッフによると、

時速190キロで走っていても追い抜かれることもあったそうです。

ただ、全ての区間が速度無制限なわけではなく、

制限速度が設けられている区間もあり、

制限区間は、取り締まりも厳しくなっています。

マナーもしっかりしていて、

スピードを出さない人が追い越し車線を走ることはないし、

後ろから自分より早いクルマが来たらすぐに譲ります。

また、ドイツはガソリン代も高いため、

スピードを出せば、その分燃費も悪くなるので、

無闇やたらにはスピードを出さないとか…

そのため、速度無制限であっても、平均速度は時速140キロ程度。

それでも、日本に比べたら、かなり高い平均速度ですが…

ちなみに、アウトバーンで記録された最も早い速度は、

時速343.35キロ だったそうです。



では、今日はそんなスピードにまつわるクイズを出題してみたいと思います。



ギネスブックに登録されている、

世界最速の自動車のスピードは次のうちどれでしょうか?

1:時速500km

2:時速800km

3:時速1200km


         



正解は…

3:時速1,200km/h

イギリスの開発チームが製作した「スラストSSC」という自動車です。


時速1,200キロというと、

横浜から福岡までを1時間で走るような速度です!

飛行機でも、羽田から福岡は2時間ほどかかります。

それを1時間です!

というのも、この車、人類で初めて音速を超えた車で、

ジェットエンジンで進みます!


なお、現在、それよりもさらに速い約1610km/hを目指すプロジェクトが

進められているとのこと。




ということで今日は、高速道路一部区間での速度引き上げにまつわる話など、

ご紹介しました。

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