
連日、ニュースでも伝えられていますが、
今年は、関東では雪が例年に比べて早く降り、そして雪の回数も多いと言われています。
皆さん、車の冬支度、はじめられていますか?
冬支度で最も大切なのは足元…タイヤです。
冬用タイヤ、スタッドレスタイヤを今のうちにご準備下さい。
『まだ11月だし、早いんじゃない?』と思われる方もいらっしゃるかと思います。
確かに、神奈川の平野部で雪が降るのは、1月頃です。
しかし、路面は、ここ最近の朝晩の冷え込みで「凍結」が始まろうとしています。
なので、冬用タイヤへの交換は、今のうちからしておくのが安心です。
また、本格的な冬が訪れると、皆さんがスタッドレスタイヤに交換するため、
カーショップなどですぐに作業ができず、待ち時間が長時間になったり、
その日に作業ができず、預かりになってしまったり…
さらにはタイヤの在庫がなくて、取り寄せになる…なんてこともあります。
雪の日には間に合わなくて、取り替えられたら雪は溶けていた…
そんなことにならないよう、混雑する前の交換をおすすめします。
普段、あまり車を使わないけど、もしもの時のために…という方は、
チェーンを用意しておくのも良いでしょう。
ただ、『チェーンなら、カーショップで取り付けてもらう必要ないから、
雪の予報が出てから購入しに行けばよい…』って思っていませんか?
確かに、チェーンは自分で取り付けることができますよね…
でも… 本当に自分で取り付けられますか?
昔のチェーンに比べて、現代のチェーンは取り付けが簡単になっています。
それでも、本当に自分で取り付けられますか?
しかも、雪が降るような、寒風吹きすさぶ中で…
その環境で取り付けるのは難しそうですよね。
そうならないよう、チェーンの場合は、シーズンが始まる前に
一度、取り付けの練習をしておくと良いでしょう。
新品はもちろんですが、これまでに使ったことがあるチェーンでも、
長い時間使っていないと、劣化していたりすることもあるので、
使う前の点検をしておくと良いでしょう。
チェーンの他に「オートソック」というアイテムもあります。
ソックという名前の通り、タイヤに履く靴下のようなものなので、
「布製チェーン」とも呼ばれていて、チェーンに比べて、簡単に装着ができるのと、
折り畳んで収納しておけるので、トランクに入れておいても、
コンパクトでスペースを取りません。
『布製で、性能は大丈夫なの?』と思われるかと思いますが、
「オートソック」は、欧米をはじめ日本の自動車メーカーで、
純正オプションとしても用意されているんですって。
突然の雪などの緊急用として、「オートソック」という手段もありますので、
気になる方は、カーディーラーやカーショップで問い合わせてみてはいかがでしょうか?
ということで今日は、車の冬支度として、冬用タイヤについてご紹介しましまたが、
ここで今日のクイズです。
スタッドレスタイヤの性能をより引き出すために、
新品の時にあることをすると良いと、タイヤメーカーは推奨しています。
それは次のうち、どれでしょうか?
1:雪道ではない乾いた路面の道を走る。
2:なるべく濡れている道を走る。
3:塩でもみ洗いをする。
正解は…
1:雪道ではない乾いた路面の道を走る。
実は、スタッドレスタイヤは、おろしたてのまっさらな状態よりも、
少しすり減っていたほうが、性能がアップするとのこと。
その理由は、新品のタイヤの場合、タイヤの表面に薄いゴムの「皮」があるのですが、
乾いた路面で、慣らし運転をすることによって「皮むき」がされ、
本来の性能を発揮するとのことです。
ブリヂストンタイヤの場合、時速60キロ以下で、200kmの走行を推奨しています。
その他のメーカーでも、100km〜200kmの慣らし運転をすると良いとしています。
けっこうな距離ですので、慣らし運転をしておく意味でも、
この時期に準備を始めるのが良いですね。
ということで今日は、車の冬支度・タイヤ編をご紹介しました。