
ネットの融合や、自動ブレーキ、自動運転など日々進化するクルマ。
1769年に蒸気による自動車が走ってから、およそ250年!
様々な技術が生まれました。
今日は、そんなクルマのこれまでと、これからをご紹介したいと思います。
まず、今や無くてはならない装備、エアバッグ。
1980年にドイツのメーカーによって実用化されました。
しかし、それより17年も前に、日本人がエアバッグを発明していたのをご存知ですか?
実業家で技術者の小堀保三郎氏は、
衝突時に乗員を保護するシステムを、1963年に開発し、
その後研究と実験を重ね、特許を取得します。
この特許は日本のみならず14カ国で取得しています。
しかし、火薬の爆発によりエアバッグを膨らませるというアイデアは、
当時は奇抜過ぎて、日本人の関係者からは失笑を買い、
相手にされることはなかったそうです。
それでも私財を投げ打って開発を進めましたが、
1975年にこの世を去り、
1980年に実用化されたエアバッグを見ることはなかったそうです。
もし、開発した当時に実用に動いていればと思うと、悔やまれますね。
そんな日進月歩のクルマの技術ですが、最新の技術を体感できるイベントがあります。
10月27日(金)~11月5日(日)まで開催される、
「第45回 東京モーターショー2017」です。
さまざまなアイデアやテクノロジーを取り入れたクルマや関連技術が展示される祭典。
例えば…トヨタが出展する、新世代のFRハイブリッドスポーツカー
”GR HV Sports Concept”。
このクルマに搭載されているのは、オートマチック車でありながら、
ボタンひとつでマニュアルモードへの切り替えが可能という技術です。
そのようなクルマはこれまでにもありましたが、
このクルマの特徴は、オートマチック車でありながら
6速マニュアル車のような操作を楽しめるHパターンシフトとなっています。
また、最新技術を盛り込んだ、「クラウン」のコンセプトモデルも
出展されるということです。
他にも、クルマのシートやドアの内張りなど、クルマの内装部品の総合メーカー
「TSテック」は、「運転しながら エクササイズ」できるという、
夢のようなシートを参考出品するということです。
どんなシートなのかは、東京モーターショーで発表されます。
今日は、そんな「第45回 東京モーターショー」に出展される技術からのクイズです。
タイヤメーカーのグッドイヤーがコンセプト出展する、
これまでの常識を覆すような、画期的なタイヤがあります。
それは次のうちどれでしょうか?
1:スケルトン?透明 なゴムでできたタイヤ
2:ドーナッツ?食べられるタイヤ
3:バスケットボール?球体のタイヤ
皆さん、分りましたか?
正解は、バスケットボール?球体のタイヤ (リバーブ)
Eagle 360と名付けられた球体のタイヤ。球体のタイヤは、どうやって動く?
・リニアモータカーのように、磁気によって浮かび上がる
球体であることにどんなメリットがあるの?
・真横に動けるため、駐車の時に便利!
・通常のタイヤだとスリップしコントロールを失ってしまう場面でも、
タイヤが球体だとスリップを防げる
ただ、この技術が一般に用いられるようになるには、
車側の技術革新も必要になってくるため、
今すぐに導入されるというわけではありません。
でも、「なるほど〜そうきたか!」というような技術ですね。
実際にご覧になりたい方は、東京モーターショーでご覧になってみて下さい。
ということで今日は、車の技術革新をご紹介しました。
今日の放送内容は、FMヨコハマのHP、番組ブログから
見る事、聞く事が出来ますので、チェックしてみてください。