
今日は、今さら聞けない車にまつわる疑問を解決していきたいと思います。
◯「レギュラーとハイオクの違いって?」
ガソリンに含まれる「オクタン」という成分の値の違いです。
そのオクタン価が高い(Hi)なのが、ハイオクです。
オクタン価が高いことにより、
エンジンが高回転で高い温度になっている際に、
適正に燃焼し「異常燃焼」を防いでくれます。
では、一般的なクルマにもハイオクを入れた方が良いのでしょうか?
その必要はありません。
スポーツカーなど、高い性能の求められるエンジンや、
ガソリンのオクタン価基準が高いヨーロッパなどのクルマは、
ハイオクを必要としますが、一般的なクルマのエンジンは、
レギュラーガソリンで問題なく使用できるように設計されています。
なので、メーカーによって指定された種類のガソリンを使用するのが良いでしょう。
◯「下り坂でギアをニュートラルに入れたら節約になる?」
ニュートラルは「ギアがかみ合わず、動力が伝達されない」状態の事を言います。
となると、下り坂でニュートラルに入れ、
惰性で走ればガソリン(燃料)を使わなくて済む…
と思ってしまうかもしれませんが、これは間違いです。
アクセルを踏んでいなければ、
ニュートラルでもドライブでもガソリンは使われません。
それどころか、下り坂でニュートラルにすると、
エンジンブレーキが利かなくなるため、
速度を抑えることができず、ブレーキへの負担が増え危険です。
また、エンジンブレーキが効いている状態では、
クルマが燃料を使わないように制御してくれます。
なので、長い下り坂で、オートマチック車の場合は、
セカンドギアやローギアに入れて、速度を抑えるのが良いので、
ニュートラルで下るのは止めて下さいね。
◯「エアコンにある、扇の3本の縦棒のマークて、何に使うの?」
エアコンのスイッチにあるあのマーク。
「デフロスター」と言います。
フロントガラスの曇りを解消するために使います。
「デフロスター」を使うと、フロントガラスに勢い良く温風が吹き付けられ、曇りが解消していきます。
洗面台で鏡が曇った時に、ドライヤーの温風を当てると曇が取れるのと同じ原理です。
扇とは別に長方形に3本の縦棒が入ったマークもありませんか?
これは、フロントガラスではなく、リアガラスの曇りを取る機能なのですが、
「デフォッガー」と言い、フロントガラスの「デフロスター」とは異なります。
なぜかと言いますと、「デフロスター」が温風で曇りを取るのに対し、
リアガラスの「デフォッガー」は、ガラス内にある電熱線でガラスを暖め曇りを除去します。
◯「ワックスとコーティング剤の違いは?」
どちらも、クルマを輝かせ、雨などの汚れから守ってくれるアイテムですが、
どんな違いがあるのでしょうか?
それが今日のクイズです。
ワックスとコーティング剤の違いは、次のうちどれでしょうか?
①ワックスは…固形で、コーティング剤は…液体
②ワックスは…「ろう」が主成分で、コーティング剤は…フッ素などの「樹脂」が主成分
③ワックスは…一般人でも取り扱えるが、コーティング剤は…業者でないと取り扱えない
皆さん、分りましたか?
正解は
②ワックスは…「ろう」が主成分で、コーティング剤は…フッ素などの「樹脂」が主成分
ワックスとは本来、ヤシから取れる天然カルナバろうという、植物を主成分としたものに対し、
コーティング剤はフッ素などの樹脂が主成分。
ではその性能はどう違うのか、二つのメリットとデメリットをまとめてみました。
ワックスは・・・
・濡れたような深みのあるツヤが出る
・価格が安い
・持続力はコーティング剤よりは短い
コーティング剤は・・・
・持続力が高い
・撥水などで高い効果を発揮できる
・価格が高い
・艶が人工的
など、それぞれの良さがあるようです。
カーショップなどで選ぶ時は、お好きな方を選んでください。
ということで今日は今さら聞けない、クルマにまつわる疑問をご紹介しました。
疑問がある方は、番組宛てにメールを頂ければ、
お答えしたいと思います。
今日の放送内容は、FMヨコハマのHP、番組ブログから見る事、
聞く事が出来るので、チェックしてみてください。