
梅雨入り間近。
今日は、これからの雨の季節の備えを、ご紹介したいと思います。
まずは、ワイパー。
皆さんのワイパー、拭きむらや、にじみ、
そして拭いた時にビリビリと音がなったりしていませんか~
ゴム製品であるワイパーの寿命は、1年と言われていますが、
皆さんのワイパー、いつ交換しましたか?
視界の悪さは、安全に重大な影響を及ぼしますので、
1年以上経っている場合は、この梅雨の前に、交換しておくと良いと思います。
その際に注意をしなければならないのが、フロントガラスに、
撥水コーティング剤を塗っている人は、
コーティング専用のワイパーに交換して下さい。
専用ワイパーにすることで、コーティングが長持ちしますし、
ビリビリと音がすることも減ります。
また、忘れがちなのが、リアウィンドウのワイパーです。
フロントに比べて使う頻度は少ないかもしれませんが、
駐車する際などに、よく見えなかったからぶつけてしまった…
そんな事が起きないように、交換しておきましょう。
続いて、サイドミラー。
サイドミラーも視界不良では、危険です。
ただ、サイドミラーには、ワイパーもありません。
そのため水滴でサイドミラーが見にくくなっていませんか?
解決するためには、コーティング剤を塗っている方もいるかもしれませんが
サイドミラーのコーティング剤は、大きく分けて2種類あります。
一種類は…「撥水性」のもの。簡単に言うと、水をはじくもの。
もう1種類は、「親水性」のもので、水をまんべんなく浸透させることにより、
乱反射を防ぎ、見やすくするというものです。
どちらが良いかは、お好み次第になってきますので、
説明書などをよく読んで購入してみて下さい。
そして、雨の対策として重要なのが…タイヤ。
タイヤの溝は、路面の水を排出する役割があり、
路面の水をかき出してくれています。
ただ、溝が浅くなるにつれ、排出する量も減り、
排出する限度を超えると、タイヤと路面の間に水の膜ができ、
とっても恐ろしい現象「ハイドロプレーニング現象」が起きます。
この現象が起きると、ハンドルやブレーキのコントロールが効かなくなり、
スケートリンクの上を、車で走っているかのような状態になります。
主にスピードを出している時に起きるので、
冷や汗が出るのを越えて、心臓が止まりそうになるぐらい怖いとのことです。
そうならないためにも、タイヤの溝は重要です。
では、そんなタイヤの溝に関する問題です。
一般の新品タイヤの溝は、8mm程の深さがありますが、
使用するうちに摩耗して減ってきます。
では、溝がどのくらいの浅さになったら、交換が必要でしょうか?
①0.8mm未満
②1.6mm未満
③3.2mm未満
正解は…②1.6mm未満
でも、どうやって1.6mm未満になっているかをチェックすれば良いのでしょうか?
実は、タイヤには、溝が1.6mmになったかどうかを知るためのマークがあります。
それが「スリップサイン」と言います。
タイヤには、メインとなる大きな溝が数本入っています。
その溝の一部に、盛り上がっている箇所があります。
4〜9箇所あるので、見てみるとすぐに分かるとそうです。
新品の状態では、溝の中に隠れていますが、摩耗して溝の深さが1.6mmになると、
盛り上がっている部分と溝の高さが同じになります。
そうなると、タイヤは使用不可になり“即交換”が必要となります。
スリップサインが出ていないか、ご自身の車のタイヤをチェックしてみて下さい。
もし出ていたら、危険ですので交換して下さい。
また、スリップサインが出るまで溝が減っていないくても、
スリップサインまでもう少しであれば、交換することをおすすめします。
というのも、溝の深さが残り4mm程度になると、
ブレーキを踏んだ時に止まる距離…制動距離が長くなります。
ですので、これから雨が多くなる前に、ディーラーやカー用品店で点検をして、
4mmより浅くなっているようであれば、交換を検討したり、
スタッフの方と相談してみてはいかがでしょうか?
ということで今日は、
これからの梅雨の時期の対策をご紹介しました。