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雪道の運転の注意点5つ

関東でも雪の予報が聞かれるようになりました。

そこで今日は、雪道の運転の注意点を5つご紹介したいと思います。

まずは1つ目…兎にも角にも…優しい運転を。

雪道を走る上で最も危険なのは、急ブレーキ、急発進、急ハンドル…といった、

“急”のつく動作です。

すべての動作を普段の6割り程度で、優しく操作するように心がけて下さい。

2つ目は…カーブ中のブレーキは極力控える

雪道を走行中、カーブでハンドルを切りながら、ブレーキを踏む…

すると車はふらつき、時にはスピンしてしまう可能性が増えます。

カーブでのブレーキは極力控えるようにしてください。

とはいえ、カーブ中にブレーキを踏むことはよくあることですよね。

これを行わないようにするにはどうしたら良いのでしょうか?

それは…カーブに差し掛かる前に「充分に減速をする!」ということです。

直線で充分に減速をし、カーブ中はブレーキを踏まなくても、

しっかりと回れるような速度にすることが必要です。

下り坂のカーブなどで速度が出てしまう場合は、

優しくそっとブレーキを踏みながら速度を抑えるようにしてください。

 

3つ目は…車間距離を大きく取る!

速度を落とすことと同じように大切なのが、車間距離を大きく取るということです。

車間距離を取ることで、追突する危険を減らせるほか、

前の車の動きで…「あ、そこスリップしやすいんだ!」

「この先、けっこう急なカーブなのね!」など、危険を事前に察知することができます。

また、信号や横断歩道、歩行者などにも対応できる余裕を持つことができます。

そのためにも、車間距離は充分に取るようにしてください。

 

4つ目は…車に乗り込む前の足元に注意!

雪の日、寒い外から一刻も早く車内に乗り込みたくなりますが、

そのまま乗り込んでしまっては、靴に雪がついたままになっています。

雪のついたままの靴だと、アクセルやブレーキの感覚が異なるばかりか、

足が滑ってペダルを踏み外し、思わぬ危険を招くこともあります。

靴についた雪をよく払ってから車に乗り込むようにして下さい。

また、雪の日には、ブーツや雪用の靴を履いているかと思いますが、

これでは操作がしにくいかと思いますので、

車の中で履き替えられるようにスニーカーなどを持っていくと良いと思います。

 

最後5つ目は…危険箇所を事前に把握

ヒヤリとする前に「雪がたまる」スポットと「凍りやすい」スポットを

把握しておくことが必要です。

特に次のスポットには、危険が潜んでいるので注意をして走行するようにして下さい。

*交差点

 停車によって雪が踏み固められている他、

 車のエンジンによる熱などで、路面の雪や氷が溶けたり凍ったりを繰り返し、

 交差点はツルツルに磨かれた、スケートリンクのようになっています。

 最も注意が必要なスポットの一つです。

 *轍(わだち)

 雪の量が多いと、雪の轍ができます。

 まっすぐ走っている分には問題なくても、車線変更などで轍を乗り越えようとすると、

 ハンドルと取られ、スピンをしてしまうこともあります。

 車線変更をする際は、特に気をつけてゆっくりと行うようにして下さい。

*橋の上

 橋の上は「吹きさらし」状態のため、路面が凍結している可能性が大です。

 ニュースなどでも、朝の橋での事故などが報道されています。

 橋=アイスバーンと思って、慎重に運転するようにして下さい。

そして、雪国の人でさえ恐れる場所があります。

それが今日のクイズです。

 

雪国の人でさえ恐れJAFが「スリップ事故多発!」と注意喚起する路面は、

次のうちどれでしょうか?

①   シルバーアイスバーン

②   ブラックアイスバーン

③   ゴールドアイスバーン

正解は… ②ブラックアイスバーン

ブラックアイスバーンは、薄い氷の膜が路面に張っていて

一見すると凍っているように見えないアイスバーンのことです。

溶けた雪が氷となり、夜間や明け方、日陰などにできます。

アイスバーンと同じようにつるつると滑るにもかかわらず、

一見すると濡れているだけに見えるので、スピードも出てしまっているため、

重大な事故に繋がってしまいます。

JAFが行った、ブレーキの距離を計測した実験によると、

同じ場所・同じ速度でブレーキを踏んでも、

濡れた路面が止まるまでの距離が11m。

圧雪された路面が約20m。

それに対し、ブラックアイスバーンは約70mもの距離が止まるまでに必要となります。

ブレーキを踏んでから70mも止まらないなんて…!

前に車がいたり…交差点があったり…考えるだけでも恐ろしいですよね。

雪道だけではなく、雪が溶けた後にもブラックアイスバーンは出現しますので、

頭に入れておいて下さい。

いかがでしたでしょうか?

これから雪が降ることがあると思いますので、

今日紹介したことを頭に入れて、雪の日を無事に乗り切って下さい。

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