今日は車の色にまつわるお話です。
車を購入する時、どんな基準で色を選びますか?
・汚れが目立たない
・売る時の査定額が高い
・自分の個性を表している
などなど、色選びは重要ですが、
世界で最も人気のボディーカラーは何色だと思いますか?
自動車用塗料の世界的メーカー「アクサルタ コーティング システムズ」の
「自動車人気色調査報告書」の2016年版によると、
世界で最も人気のある色は…「ホワイト」で、全体の35%を占めているとのことです。
次いで「ブラック」が18%、「シルバー」13%、「グレー」10%、「レッド」7%
となっています。
なお、地域別の特徴としては…
北米は、レッドの人気が世界中で最も高く、11%がレッドということです。
ヨーロッパでは、中型車と大型車でブラックの人気が高く、市場の21%を占めています。
スポーティーなブルーも注目を浴びているとのことです。
アジアでは、インドのみシルバーがトップで他はホワイトがトップです。
なお、日本では、ソリッドホワイトよりもパールホワイトの方が人気が高いという、
他国にない特徴がみられているそうです。
では、これからはどんな車の色がトレンドになってくるのでしょうか?
自動車向け塗料を扱う化学メーカーBASF(ビーエーエスエフ)は毎年、
人々の暮らしや社会・経済状況などから
「次に必要とされる自動車のカラー」の行方を占い、
2~3年先の自動車のカラートレンド予測を発表しています。
自動車は設計・開発から発売までに3~5年という長い期間を要するため、
このような「トレンド予測」が必要になってくるということです。
今年発表されたカラートレンド予測のテーマは、
「パララックス」(多面的な視点)でした。
パララックスとは、1つのモノを2つの異なる視点から見たときの、
見え方の違いのことで、現代社会のバーチャルな世界の魅力と、
リアルな現実世界での自己表現への憧れを表現しています。
具体的には、人工的なメタリックカラー がトレンドになってきているとのことです。
では、ここで本日のクイズです。
そんなBASFが発表した、地域別のカラートレンド予測。
日本においては、“一億総活躍社会”と謳われるように、既存の枠組みを超えて、
新たな価値観や、ライフスタイルが出現する時代を代表するカラーが、
ますます注目されると言います。
そんな“新たな価値観”や“ライフスタイル”を表す色として発表されたのは
次のうちどれでしょうか?
①: ダークブラウン
②: ブルーグリーン
③: ピンクゴールド
“新たな価値観”“ライフスタイル”を表す色はどれ?
正解は… ②: ブルーグリーン
「ブルーグリーン」は、90年代半ばに世界の自動車市場を席巻した色ということですが、
時代やトレンドとともにブルーグリーンが回帰しているそうなんです。
また、「ブルーグリーン」は電気自動車や環境へ配慮したイメージもありますよね。
ということで今日は、車のカラーにまつわるお話でした。