Happy Car Life - Fm yokohama 84.7

万が一、車が水没してしまったら・・・

ここ最近、ゲリラ豪雨のニュースが全国各地で聞かれます。

 そんなゲリラ豪雨では、水をかき分けるように進む車の姿がニュースで映しだされますが、

車が走行できる水深はどのくらいだと思いますか?

般的には、乗用車であればドアの下端、

つまりクルマの床面が浸からない程度となります。

セダンなどですと20cmぐらいです。

 これ以上水深が深くなると、車内に水が入ってきたり、

エンジンがストップしてしまったり、電気系統がショートしてしまったりします。

 さらに水深が深くなると、水圧によってドアが開かなくなる危険性があります。

ドアノブあたりまで水がくると、普通の人ではドアを開けることは困難になります。

 誰か車外から開けに来てくれたとしても、セダンの場合、

水深60cmでドアを開けるには、通常の5倍近くの力が必要になるという結果が、

JAFの検証実験によって出ています。

 ミニバンなどのスライドドアの場合は、水深60cmになると、男の人の力であっても、

外からスライドドアを開けることはできないとのことです。

 足元が濡れだし、車内に水が流れ込んでくる状況。

冷静でいることなんてできないですよね。

しかも、ドアは開かない。

外から開けようとしても開かない。

窓もパワーウィンドー利かないために開けることができない。

 しかし、水はどんどんと増してくる…

 想像しただけでも恐ろしくなりますが、

 万が一の備えとして、ドアも窓も開かなくなってしまった時の対処法を、

クイズでご紹介したいと思います。

 Q、JAF、は、車のキー、スマートフォン、ヘッドレストといった、

 車内にありそうなもので、運転席のサイドガラスを割ることが

 可能かどうかをテストしました。 どれも車の中にありそうな物ですよね。

  これらを使って、運転席の窓ガラスを割ることはできるのか?

  結果は、次のうちどれでしょうか?

①車のキーで割ることができた

②スマートフォンで割ることができた

③ヘッドレストで割ることができた

④どれでも割れなかった

 

正解は…④どれでも割れなかった

 JAFが行ったテストによると、車のキー、スマートフォン、ヘッドレストで、

運転席の窓ガラスを割ることはできませんでした。

車内にあるものでは、なかなか割るのは難しいということですね。

 窓ガラスを割るには「脱出用ハンマー」などが必要とのことです。

「脱出用ハンマー」には、シートベルトがロックして外れない場合などに、

シートベルトを切断するカッター機能が付いているものもあります。

カーショップやディーラー、インターネットなどで

¥1,000~¥2,500程度で販売されていますので、

もしもの時のために、車に備えておくと安心ですよね。

ちなみに、フロントガラスは、貫通しにくい合わせガラスになっているので、

「脱出用ハンマー」を持ってしても割ることができないということですので、

ご注意下さい。

今日は、ここ最近のゲリラ豪雨に対しての、注意と備えをご紹介しました。

JAF実証実験

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