
☆バッテリーがあがってしまって、エンジンがかからなくなってしまった…
という経験をお持ちの方いらっしゃいますか?
「経験したことない」「バッテリーあがりなんて今どき起きないんじゃない?」
そう思っている方、油断は禁物です。
夏はエアコンなど、電装品の使用頻度が高いため、
バッテリーあがりが発生しやすい時期のひとつです。
簡単に車の電力についてお話しますと…
車には発電機が備わっていて、エンジンの回転で電気を作り出しています。
それをバッテリーに蓄え、電力を供給しています。
なので、走っていない時や、ノロノロ走っている時などは、発電量が落ちます。
ましてや、エンジンがかかっていなければ、発電はされません。
そんな時に、長時間にわたってエアコンなどの電装品をたくさん使うと、
バッテリーの電力を消費し続け、最終的には…バッテリーあがりにつながります。
ちなみに、お盆の渋滞中などは、発電量が減る中、エアコンはフル稼働になっているため、
バッテリーが上がってしまう危険性が高まります。
☆では、万が一のために、
バッテリーがあがってしまった場合の対処策についてご紹介しますね。
ロードサービスに依頼するのが一番安心ではありますが、
他の車から一時的に電力を分けてもらい、エンジンを始動させる方法があります。
ブースターケーブルと呼ばれる赤黒+-2本の専用のコードが必要です。
カー用品店などで販売されていますので、不意のバッテリー上がりに備えて、
トランクルームには常備しておくことをおすすめします。
このケーブルを使い、ボンネットを開け、救援車のバッテリーの端子と
救援される側の車のバッテリー端子をつなぎます
端子をつなぐ手順ですが、
①赤いケーブルを上がったクルマのプラス…
②同じく赤いケーブルを救援車のプラス
③黒いケーブルを救援車のマイナス
④同じく黒いケーブルを上がったクルマのマイナス
(端子ではなくエンジンの金属部分など)の順でつなげます。
繋げたら、救援車のエンジンをかけてアクセルを踏んで回転を少し高く保ち、
バッテリーの上がったクルマのスターターを回しエンジン始動します。
これでエンジンが始動すると思います。
救援してもらった車は、すぐにエンジンを切らず、
しばらくエンジンをかけたままにして、バッテリーを充電させて下さい。
また、救援車から電力をもらう以外にも、
最近では車のバッテリー用のモバイルバッテリーも販売されています。
これであれば、救援車が回りにいなくても、バッテリーがあがった際に、
エンジンを始動することができます。
さらに、モバイルバッテリーの多くは、携帯電話などにも利用できたりするので、
「ポケモンGO」でスマホのバッテリーが切れてしまった場合にも使えますし、
LEDライトが付いていて、懐中電灯としても使えるものなどもあります。
災害時などにも使うこともできると思うので、
車に常備させておくと良いかと思います。
なお、一度上がってしまったバッテリーは、
充電をしたとしても、性能は落ちてしまっていますので、
買い替えが必要になってきます。
バッテリーを買い替える際ですが、サイズや容量の他に、
近年の車の特徴によって、バッテリーにも専用や対応のものが必要になってきています。
パナソニックのバッテリーラインナップを見ても、
近年の車の特徴によるラインナップが並んでいます。
Q、では、パナソニックのバッテリーのラインナップにあるものは、
次のうちどれでしょうか?
①ボディカラー・ホワイト用バッテリー
②アイドリングストップ車用バッテリー
③女性ドライバー用バッテリー
さて、どれでしょう?
正解は…②アイドリングストップ車用バッテリー でした。
車が停止すると自動的にエンジンがストップする、アイドリングストップ機能。
バッテリーの使用頻度も普通車とは異なるので、
専用設計のバッテリーが必要となっています。
なお、ハイブリット車専用バッテリーなどもあります。
どのバッテリーを選んで良いか分からない方は、
ディーラーやカー用品店でお聞きになるのが良いかと思いますが、
自分の車が、ハイブリット車か、アイドリングストップ機能の付いている車なのかは、
把握しておいた方が良いと思います。
ということで今日は、バッテリーあがりやその対処法などをお伝えしましたが、
この夏の長距離ドライブの前などには、点検をしてもらうことをおすすめします。
そして、HAPPY SUMMER CAR LIFEをお過ごしください!