
①セダンとクーペの違い…
語源は、馬車の時代に遡るということですが、
簡単に説明をするならば、主となる座席が一列か二列かの違いです。
セダン→主となる座席が2列 クーペ→主となる座席が1列
ドアの枚数もセダンの場合は…4枚 クーペの場合は…2枚
クーペであっても、ドアが4枚ある車も存在したりしますが、
2列目の座席を、主な座席として考えて作られているか、
そうでないかという、作り手の考え方によるということです。
逆に、ドアが2枚でも、主となる座席が2列であればセダンとなります。
デザインは…後部座席がしっかりと空間が確保されているセダンに対し、
後部座席は、主な座席として考えられていないクーペの場合は、
天井も低く、流線型の形をしています。
②「バンとステーションワゴンの違い」
もともと、「バン」は、シルクロードなどで、荷物を運ぶ一団…「キャラバン」が、
語源になっているということで、 “荷物を運ぶための屋根のある箱型の車”が、
バンとなります。 箱型なので「1BOX」と呼ばれています。
「ステーションワゴン」は、セダンに荷物を載せられるスペースを延長した車 です。
Q,では、ここでクイズ! 「ロードスター」「スパイダー」「コンバーチブル」「カブリオレ」などと呼ばれる形の車。
共通する特徴は何? A,正解は…屋根が無い。屋根が開く。といった特徴でした。
いわゆる日本では「オープンカー」と呼ばれている車です。
「ロードスター」はイギリス。「スパイダー」は主にイタリア。蜘蛛という意味ですが、
名前の由来には諸説あって、ひとつはイギリスの「ロードスター」を
「スピードスター」と呼んでいたのが、欧州に広がるうちに
「スピーダー」→「スパイダー」と名称が変わっていったという説。
もうひとつは重心の低い姿勢がまるでクモのように見えるからという説です。
「コンバーチブル」はアメリカ。「convertible」=変換可能という意味で、
屋根のついた状態とオープンな状態に、交換ができますよ〜というニュアンスです。
「カブリオレ」は、主にフランスやドイツでの呼び方で、
「コンバーチブル」のように、屋根が開く車を指します。